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2018年1月18日 (木)

いにしえのカンビオコルサ(・・・んっ?)

Photo_5

 ・・・とは、申しましても、大昔のマセラティ車にカンビオコルサがあった、っつーハナシでは無く・・・

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 ↑まずは、2本のロッド、っつーかレバーが。とりあえず「ぱてんと かんぱにょ~ろ」って書いてある様子。ロシアじゃ大“寒波”で零下60度の地域もあるとか。カンパはカンパでも、本日はカンパニョーロ製品のハナシです。旧いマセラティ用のマグネシューム合金ホイールでも御馴染な銘柄ですね。

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 ↑ロッドのウチ、一本はハブシャフトにそのまんまツナがっておりやす。もう一本はなんだろね。

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 ↑コレがセットの全景。見れば見るホド悩ましい。自転車のパーツであるコトは間違いなさそう。

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 ・・・コレね、なんとイタリアのカンパニョーロ社がかつて販売していた、その名も「カンビオコルサ」という外装変速システムなんです。「カンビオコルサ」っていうくらいだから、レース用です。もちろん実戦用ロードレーサー(ロードバイクなんて今様の呼び名は、どーにもシックリと来ないよな)に装備されるコトを想定した製品です。それまでの自転車ロードレースでは、どのような急坂であろうとも、装着された一種類のギアレシオのまんまで、エンジンたるレーサーさん方は「ド根性漕ぎ」にてヒーコラと頑張っておられたコトと推察いたします。

 上の画像で、その「こんなの、ぜってー出来ねぇー」な変速のしくみを御説明いたしましょう。

 フレームのシートピラーに沿って、2本のロッドがバンド締結されています。上のロッドはハブシャフトに繋がるクイックレリーズレバーとなっており、上部のレバーを外側に開く回転動作により、ハブ(シャフト=中心軸)のフレームへの締結が解かれ、ホイール(とともに多段ギア)はフリーな(前後に動く)状態となります。この時、上の拡大図にあるようにフレームのエンド部分にはギア状の歯型が形成されています。そこに嵌るハブシャフトにも同様の歯型が刻んであり、なんとなく歯が噛んでいるコトによって、締結解除時間内のハブシャフトには左右方向のブレを可能な限り生じさせるコト無く、前後方向にはどうにか動かすコトが出来るという発想(思いつき?:笑)です。

 あの~、ちなみにコレ、レース中に走行したまんまヤルんですヨ(ダートでも坂道の途中でも:笑)。そのまま前方方向に漕いでると、当然のようにホイールがトレちゃいますんで、クランクを逆方向に回しながら(ペダルを後ろ向きに逆回転させる様に踏む)クイックレリーズレバーでの締結解除操作は行います。乗ったままで変速操作を出来ないレーサーは、仕方なく降車しての操作だったそうです。

 続いて、もう一本の下方レバーを車体の内側方向に押し込めば「ローギアード(デカイギア)」に、外側に開けば「ハイギアード(小さいギア)」のギア比を得られると云うしくみです。かなり強引にチェーンの位置を平行移動させるためのレバーなのですね。最終的に、チェーンのテンションはエンド部分でのハブシャフトの固定位置によってキメねばなりません(ホイールベースの伸縮が必須)。イウナレバ、まずはハブの締結を解き、ペダルを後ろ向きに逆回転させつつ、ホイールベースを一瞬強引に縮めた隙きをついての変速(まさにチェーンを脱線させる、ディレーラーの原初形態)をさせつつ、最後にはホイールベースを伸ばしてチェーンにも必要なテンションを掛けてハブシャフトを固定・・・という、現代のパンタグラフ式外装変速機(ディレーラー)ならば瞬時に(ハブ固定の解除やホイールベースの伸縮を必要とせず)行う変速動作を、ハチャメチャな職人芸によってのみ実現し得るという、超絶アナログメカのトランスミッションなのでした。なんだか、マセラティのカンビオコルサにも精神的に通じる部分を感じます(大笑)。結果的にギアの最大⇔最小キャパシティは、フレームに溶接されたエンドの長さ(深さ)に拠ってキマるというところも、ナンだな(操縦者の脚力やレース戦略に合わせたフレーム設計がエンドパーツにまで及ぶ超専用設計)。

 この超絶変速一連動作を見られる動画をユーチューブで発見しましたので御覧ください。(動画のアップ主の方には心からの感謝を申し上げます!)

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 ↑上画像の楕円内がトゥーリョ・カンパニョーロさん、そのヒトでありやす。気合の入った風貌。

 「カンビオコルサ」の改良発展型である、「カンパニョーロ“パリ=ルーベ Paris-Roubaix”(有名な自転車ロードレースの名称に因む)」では、一本ロッドとなりました。まぁ、一本でも二本でも、乗車しながら、後ろ向きに屈んだ姿勢をとりつつペダル逆回転させながらの変速動作を行うなんてのは、ワタシにゃムリです。コチラも動画を見つけました。あ、もひとつ(動作原理が分かる)。・・・もう一丁

 本日は、とことんワタシの趣味(というか、昨今マイブーム:笑)のハナシでスミマセンでした!

 それじゃー、また明日。

 マセラティでイッてみよう!Part2・Part3・V3(ブイすりゃ~)を通したすべての過去記事への一気到達用ページ(このページが便利です。“お気に入り”にブックマークを!)を新設いたしました。

 このブログを読んで、マセラティを初めとするイタリア旧車の世界に足を踏み入れたくなってしまったアナタ(あんまりいない様な気がするケド:笑)は、マイクロ・デポ株式会社の公式ホームページ「マセラティに乗りませんか・・・」の方ものぞいて見てくださいね。さらにディープなネタ、やってます。

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コメント

自転車について目に一丁字もない自分には、今日の文章ちーともわかんねいです。
自分はゲトラグさんのでいいです。何かあったらどうにかして頂けるというなかでのことでございますが。

ああ眠い。

勉強になりました!
トップギヤ側=高速側に行くにつれてホイールベースが長くなり、安定方向というのもなんだか理にかなってますね。
たまたま&ほとんど変わんない、かと思いますけど笑

↑御両人さま、コメントを有難うございます!
「おぐ」さんのタイヤはビバンダム君方向でよろしいでしょうかね、っつーか決定(笑)。
「kkmustang」さん、お久しぶりデス。プロの自転車部品設計者からのコメントに感謝!

深い!私もカンパ自転車部品大好きですが、パリルーベを一度見ただけです。昔のレーサーはこれを駆ってアルプス越をしていたとは、、、凄いですね!

動画でようやく納得しました。
本日のお題、難しいです。
↑ここで久々のkkmustangさん登場。さすがです。

現代のカンビオコルサは知っていましたが、いにしえのカンビオコルサは初耳でした。この後から、現在のリアディレイラーになったのでしょうか。カンパニョーロといえば、ホイールが、シャマル、ボラ、ギブリと、マセラティの車たちと同名で、どちらが先に付けたのかな?商標は大丈夫?と思ってしまいますが、同じイタリアだからOK⁈

はい、ビブさんでお願いします。
あと、皆様のあたたかいコメントのおかげをもちまして、昨日ギブリさんはエンジン再始動の儀を、とどこおりなく挙行頂いたとのことです。
ありがとうございます。

う~ん、変速機の仕組みは奥が深そうで興味深いのですが、なかなか難しいので後ほどシラフの時に、じっくり読ませていただします。
夜更けのブログアップですと、既に酔いが回った頭にはサッパリ理解出来ませんので。
あと、やっぱり図説・動画があると助かります。

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