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2017年11月10日 (金)

設計思想(笑)

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 本日は“本ネタ”イッてみよー!・・・ケド、この手のネタは喰い付きがよろしく無いようで(泣笑)。

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 昨日は、先日正規ディーラーでのカンビオクラッチ交換を済ませたマセラティクーペカンビオコルサ(「大阪のI」さん号)を店頭に置きまして、朝から夜までガラスコーティング作業を施して頂きました(「稲敷のK」さんアリガトね)。イイ感じに仕上がってまいりましたヨ。次は、内装ネタネタとの闘いの幕が切って落とされます(表現ダケは勇ましいケドな、やってるコトはいつもチマチマしい:泣笑)。

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 そのような中、デポ場内では先週の土曜日午後から開始したマセラティスパイダーカンビオコルサ(「渋谷区のK」さん号)のウインドーレギュレーター交換&調整作業の続き。調子を見るために数回上げ下げすると、じきにモーターが熱を帯びてまいりますので、文字通りの「冷却期間」を設ける必要があって、ようやく勘所を掴んだところで、作業中断となるために、断続的にモーレツな時間を費やすコトとなります。それゆえに正常な動作をようやく得られた時の喜びといったらもう(笑)。そそくさと防水シートを貼り付けて、内装トリムを組み上げれば完成なのですが、ひとつ工程を進めるたびに、もう一度、もう一度と動作確認をしながら(ダメなら、また全バラからやり直しなモノで)、匍匐の歩みデス。なにしろ、全然関係無さそうなネジの締め加減ひとつで、調子がおかしくなるのが、旧いマセラティ車のウインドーレギュレーターに於ける伝統芸能(インナーパネルの設計に問題ありすぎ、剛性無さすぎ:泣笑)でありますから。

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 フェラーリエンジン搭載のクーペ&スパイダー以降モデルでは、ドアトリムを分解する時に立ちはだかるのが、一度入れたらテコでもハズれてくれない、このガーニッシュなのです。あ、ちなみに装着は3秒で出来ます(叩き込むダケ:笑)。ですから、コレを装着する直前まで、ドア内部の臓物が正常動作するかどうかを見極める必要があるのです。・・・あ、クアトロポルテⅤのガーニッシュをハズすのは、もっともっとたいへん(ホントに三万倍くらい、たいへん:笑泣)。

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 ・・・続いて、本日はランチアイプシロン(「浜松市のU」さん号)も御参考までに。やはり先日継続車検を突破して待機させておりましたが、ドアトリムの内張りがパフパフとエアが噛んだ感じになっちゃってるんで、ソレをどーにかしようと。ソレにしても、先ほどのスパイダーと比べてみてください。嗚呼、このランチアの持つ素晴らしく洗練されたドア内部の防水カバーよ。ウインドーレギュレーターモーターを単体でハズしてから、ボディにボルトオンされている防水カバーをハズしていくのでしょうね。こんなに凝った作りのイタリア車は初めて見たワ。ランチアブランドってスゴイ!ソレに引き替え、同じ時代のマセラティはナニやってんだか(でも、デ・トマソ時代のビニールシート&ガムテープ貼りよりは成形されているダケ何万倍もマシかな)。ホントにコレ、後から直す者にとってはイイなぁ・・・。

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 ・・・でも、パフパフしてるのよねぇー(泣)。まず、とりあえずドアトリムをハズしてはみたものの・・・

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 あー、こりゃムリだぁ。白い表皮が貼ってある部分のパネルは、こうして裏側で樹脂の溶着にて固定されているのでした。ものすごく時間があったら、溶着部分を掻き落として、固定時には、タッピングビスなどを駆使すればどうにかなりそうではありますが、本日はハマリ回避とさせて頂きました(スミマセン!)。

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 と、何事も無かったかのようにドアトリムを装着して、明日の納車に備えて洗車をいたしました。

 それじゃー、また明日。

 マセラティでイッてみよう!Part2・Part3・V3(ブイすりゃ~)を通したすべての過去記事への一気到達用ページ(このページが便利です。“お気に入り”にブックマークを!)を新設いたしました。

 このブログを読んで、マセラティを初めとするイタリア旧車の世界に足を踏み入れたくなってしまったアナタ(あんまりいない様な気がするケド:笑)は、マイクロ・デポ株式会社の公式ホームページ「マセラティに乗りませんか・・・」の方ものぞいて見てくださいね。さらにディープなネタ、やってます。

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コメント

このような美しい車の裏には、血の滲んだ匍匐の轍と現物あわせの血涙が隠されているのだなぁ…
応援もさることながら、やはり車購入の儀を以ってしてそこに報いるしかないのでせう。さぁそこの予備軍の方々、デポで買うのです…

さて、本日は大変お世話になりました。気をつけて行ってまいります。ヘコヘコー

ランチア・イプシロンのドアの内側に隠された、イタリアらしからぬ崇高な設計思想に敬意を。
ドアの中身の設計はドイツだったりして。

あっ、マセラティの設計は中も外も、間違い無くイタリア人ですね。
マセラティの造形美と走りの高揚感を追求するセンスはただならぬものがありますが、見えない箇所には思想のかけらも感じられぬのは御愛嬌。
イタリア車は、いいですなあ。

マセラティスパイダーカンビオコルサとランチアイプシロンのドア内部の対比が興味深いです。
そして、今ならマセラティクーペカンビオコルサとマセラティスパイダーカンビオコルサがそろっているのも興味深いです。

モーレツってカタカナで書かれると、なぜかもーれつア太郎を思い出します。こっちは平仮名なのですが。
ともあれドアの中身、クーペを見ると原始的というか民芸的というか、イプシロンを見るとやり過ぎちゃった感が、共にイタリア車だなあと思います。
因みにランチアは現行イプシロンの後は作られないという話を聞きました。このランチア、大切にして頂ければと思います。

ところで今日、あっしはとあるレンタカーでちらっと走ってまいりました。好きで選んだ車ではないのですが、もう禁断症状が出てまして、ボルボじゃダメでして、とはいえ国産車は出張の度砂を噛まされているもので、とある輸入車ではございました。
外観はね、元々実用車メーカーなのに最近何だかねえねえ僕ちゃんいかしてるでしょって感じで正直気恥ずかしい。内観は概ね普通に上質を目指している雰囲気なれどダッシュボードのピカピカ光る銀色のプラスチックが如何にも目障りで、運転をなめている感じで不愉快。
くるくる回るのにステアリングの下側が丸くないのもよろしくないし、FFなのにサイドブレーキが電気式とやらで走っているときに引けないのもいかん。ついでに言えば下に押してリリースというのは人間工学的におかしい。(水道の蛇口だって押せば閉まるじゃないですか。)あとフラッピーパドルは9時15分じゃなくて10時10分にあってほしい。
走り出せば結構元気だねと思えるのは000キロまで。そこから先の加速はまあそれなりに早くなるだけ。安定感はあります。000キロあたりから加速してああこれなら000キロでも安定して巡行できそうね、という感じ。147でもギブリさんでも000キロは出ますが、147だと怖い。ギブリさんだとずっとは辛い。それらに比べてアウトバーンの速度無制限区間とかでも高速巡行は楽そう。
峠道では恐らくギブリさんより速い。DGTは変速がとても上手で、1〜3速ぱちぱちできます。でもあちこちで何某かの電子デバイスが介入している感があって、アクセルもブレーキもステアリングも、操作に対して反応がリニアでない。これは間違っている。
結論として、これは何のために存在しているのかわからない。車の機能は二つあって、人やものを運ぶ機能と速く走る機能。運ぶ機能は公共交通機関が殆どをまかない、速く走る機能は競技車両が担う。それ以外の車の存在意義は、走ることを楽しむことしかない。と思っています。この車は町中でキビキビ走り、高速では安定して速い。でも機能に対して別に合目的的ではない。しかもあまり楽しくない。

走っている途中、中央高速でセブリングを見た。八ヶ岳に前乗りするのかな。
元ネタの3500GTのほうが整った形かなと思います。それに対してセブリングはスパイダーに対するカリフ的な成り立ちと云うか。でもこの意図しない外れた感じが愛おしいのですよねえ。。
クルマって、やはりこうでなくては。

無事に福井へ到着しましたがフロントのエンブレムは到着しませんでした(泣笑)あとでディーラー行って新しいの付けてもらおう泣

ギブリさんの魔力に魅せられてしまったおぐ様にとってア◯ディ◯Tなど前座すら務まらないのですね…業が深いぞギブリさん…

ドア内部の内部事情は色々ありますね。パワーウインドでなく、単純な手動式が懐かしいです。グランスポーツのウインドレギュレーターはちょっと良くないんだな。。。
おぐさん、長文!!

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