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2016年10月 8日 (土)

垂涎のクーパーマセラティF1

Photo_5

 またまた、“秋のさんれんきゅ~”なれど、ワタシゃシゴトだし、練馬はドシャ降りの雨でしたヨ。

201610070120161007022016100703201610070420161007052016100706 昨日「牛久のS」さんより写メを頂戴いたしましたので、それをご紹介しつつ、少々浮世離れした気分を共有願いたいと。Sさん、アリガトね。

 「昨日私が参加したLSCRというクラブの走行会にご要望(ワタシ注:以前に、もうじきクーパーマセラティが出場するイベントに参加する旨を伺っておりましたんで、「羨ましいなぁ、せめて写真を所望」と、つい・・・)のクーパーMaseratiが来ておりましたので、オーナーにお願いして舐め回しましたので、お写真を。またこの個体は来月の鈴鹿サウンドオブエンジンで同じクラブのロータス72と一緒に走ります!」

 とにかく、このオーナー様に、まずは心から感謝いたします。貴重な個体の画像を拝見させて頂き有難うございました。そのノーズカウルには、クーパーのエンブレムとともに、トライデントも輝きます。Cooper T86 Maserati 、マセラティ製のV12エンジンを搭載し1967年シーズンのF1サーカスに投入されたフォーミュラー1マシンです。クーパーマセラティの名を聞いてすぐに思い出すパイロットはメキシコ出身ロドリゲス兄弟の兄の方であるペトロ・ロドリゲスですが、1967年の第一戦、クーパーT81マセラティに乗って南アフリカGP(於:キャラミ・サーキット)でクーパーチームにF1最後の一勝(しかも自身31年の生涯にF1で2勝のうちの、価値ある初優勝なんです)をもたらしました。翻って、このT86ゼッケン30車がオリジナルマーキングだとすれば、1967年のイタリアグランプリ(於:モンツァ・サーキット)でヨッヘン・リントが4位入賞を果たした個体そのものなのかな。

2016100707201610070820161007092016100710 名門F1コンストラクターとしてのクーパー・カー・カンパニーは、1957年の段階でミッドシップF1をエントリーしていたと云うのだから、その先見性には目を見張るモノがありました。しかしながら、同じ英国の後発組であるBRM・ブラバム・ロータスなどライバルが送り出してくる新鋭機の後塵を拝する事が徐々に多くなり、ついにはサッパリ勝てなくなってしまいました。時代は、しゃにむに大馬力・大トルクにモノを云わせた直線番長的なマシンから、コーナーリングや燃費の向上を含めたトータルな性能を湛えたマシンでなければ戦えないという様相に変化しつつあったのです。皮肉にも、1967年シーズンの第三戦にて初めて投入されたフォード・コスワースDFVエンジンがまずはロータスに積まれて革命的な成果をもたらしてしまいました。数年経過した1970年には、非DFVのマシンを数えた方がはやいくらいで、フェラーリ・マートラ・BRMのV12とアルファロメオV8を除いては猫も杓子もすべてDFVになってしまい・・・。

 そのような転換期にあって、当時の水準でも旧く・大きく・重いと評されていたマセラティV12搭載車でそれなり以上の成績を残してくれた“兄ロドリゲス”さんをはじめヨッヘン・リントさんなど歴史的・伝説的なF1ドライバーたちには、自称マセラティの精(笑)のひとりといたしましては感謝したい気持ちです。

 以下のユーチューブ動画はどれも思いっきり音が出ますが、マセラティV12エンジンの咆哮を聴くコトが出来ます。手前味噌かも知れませんが、ビトゥルボV6ユニットを試験的に思いっきり連続的空ぶかしさせた音と往年のマセラティV12ユニットのサウンドは本当に似ているなと素直に思いました。いわゆる“カムに乗る”って云うんでしょうか、「どゅるるるるるるるるるるるるる~~~~~~~~~~~~」みたいな連続音に血統を感じずには居られません。フェラーリやホンダの2万回転音(笑)はマルチシリンダーのオートバイにむしろ近いよな気がするな(異論は認める:笑)。あくまで、ワタシの感覚ですけどね。

https://www.youtube.com/watch?v=HOySs9kyaqw マセラティ10、エンジンベンチにて

https://www.youtube.com/watch?v=tqzl1Yk_pko クーパーT86マセラティ実機の動画です。

https://www.youtube.com/watch?v=O-l0a-tVb3g 1967年イタリアGP

20161008112016100812 ・・・さてさて、浮世離れたハナシの最後には、本日店頭でリアルに撮影した新旧2台のマセラティギブリⅡのエンジンルーム写真をば。左がギブリカップ「Y」さま号、右がギブリⅡ前期型マニュアルミッション車で「川崎のK」さま号です。こうして、V6エンジン車を二台並べて、二基のエンジンを同時に始動してカラ吹かししたら、いよいよ幻のV12みたいな快音を奏でるのかなぁ。100年も伝統のあるメーカーの製品は、こういった血統ならではのハナシが出来るところにも価値があると思いました。マセラティ屋やっててよかったと思えるひとときです。

 それじゃー、また来週。今週も皆さんのおかげさまで頑張るコトが出来ました。感謝!

 マセラティでイッてみよう!Part2・Part3・V3(ブイすりゃ~)を通したすべての過去記事への一気到達用ページ(このページが便利です。“お気に入り”にブックマークを!)を新設いたしました。

 このブログを読んで、マセラティを初めとするイタリア旧車の世界に足を踏み入れたくなってしまったアナタ(あんまりいない様な気がするケド:笑)は、マイクロ・デポ株式会社の公式ホームページ「マセラティに乗りませんか・・・」の方ものぞいて見てくださいね。さらにディープなネタ、やってます。

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コメント

Cooper Maserati、ただただ瞠目するのみにございます。
走らせてみたらどうだろうと、夢想するのも流石に憚られる…かな、あでも走らせてみたいかな。。。

素晴らしい個体を拝見できて光栄です。ありがとうございます。
オーナー様が大事にされているのがよく分かります。
動画のサウンド音も素晴らしいです。

クーパーMaserati、勉強になります。
そして、この写真から、自動車雑誌のベテランライターさながらの名文のエッセイを造り上げてしまう、たこちゃん凄い。
しかも、作文が本業では無くご多忙な御仕事の片手間に。
クーパーMaseratiはぺトロ・ロドリゲスの極み乙女。
ブログ後半に紹介されている67年の動画も楽しいですなあ。
2台のギブリのエンジンルームも素敵です。

昨日は32㎞ほどジョギングしました。
これから松島の10㎞走に参加してきます。

 おおおぉー凄い、クーパーマセラティF1は日本に生息していたとは知りませんでした。牛久のSさま、御写真提供有り難うございます。そして、オーナーの方も太っ腹で有り難うございます。
たこちゃんの詳細な解説付き、さらに動画も見れて!!勉強になります。V12の咆哮たるや凄い!!まだそのカムに乗るというのが実際、分かりませんのですよ、パンピーなんで。。。
 で、自分でも調べてみると、国内に生息しているのか不明(1台確か、ゴールドの外装のが、成田近辺で朽ち果てているのか、海外に流出したのか。。。それ以外にも西日本にシルバーのもの)のマセラティ メキシコ!!は、1966年、イギリス人ドライバー ジョン・サーティースが、クーパーマセラティで、メキシコGPに優勝したのを記念して名付けられたんでしたね。
 このメキシコは、カロッツェリア・ヴィニャーレ製のボディでデザインはミケロッティ、そのスタイルは端正で上品な感じ、欲しいなーと思える1台です。さらに、このメキシコのプロトタイプ(100周年のイタリアでの式典にもでていた個体)、1968年のジュネーブ・ショーに出品されたフルア製ワンオフ・プロトタイプのマセラティ・メキシコ 4.7 クーペは、2015年のオークションで 8260万円で売れていました。。。ちなみにそのとき、ブーメランも出品されて、4億4356万円だったそうです。。。
 しかし、クーパーマセラティは何台現存しているのか分からないですが、その1台が日本にいて、サーキットを走行しているなんていうのも、なかなかなことです。一回でいいから実車を見てみたいです。

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